ステンレスとは？？
ステンレスとはステンレス鋼と呼ばれ、鉄を主成分とし耐食性を向上させるために、クロムやニッケルなどを含んだ合金です。
一般的には、C（炭素）1.2％以下、Cr（クロム）10.5％以上の合金を指します。
ステンレスの特徴
ステンレスの主となる金属は鉄です。
ただ鉄は放置するとやがて茶色い錆が発生します。鉄分子のイオンが空気中に含まれている水と酸素と結合し、水和酸化鉄という物質に変化します。これが茶色い錆の正体なのです。なので鉄は水回り(お風呂・シンクなど)には適しません。
しかし、クロムを鉄に添加すると徐々に錆びにくくなり、クロムの含有量が10.5%以上の場合、鉄は非常に耐食性が高くなり、これをステンレス鋼と呼びます。
ステンレス鋼は、耐食性だけでなく、耐熱性、加工性、強度など優れた特性を持っています。また、デザイン面でも優れており、メンテナンスが容易な点も大きな特徴です。
ステンレスの用途
ステンレス鋼は、他の非鉄金属と比べ比較的安価な上、高い耐食性をはじめとする優れた特性を持ち、多岐にわたる用途で活用されています。
近年では、そのリサイクル率の高さと資源保護への関心から、環境にやさしい材料として様々な分野で注目されています。
買取業者がステンレスで買取れない品物も存在する？
ステンレスと表示されていても買取業者がステンレスとして買い取れない品物も存在します。
買取業者がステンレスとして買い取っている品物は、ニッケルが含まれている品物を指します。(ニッケルが含まれずステンレスとして買い取れないものの中にも、ステンレスと呼ばれるものがあります。)
ニッケルが含まれているかどうかを目視では見分けが付きませんがマグネットを当てて頂けると一目瞭然です。
マグネットでくっ付く=業者はステンレスとして買取できない
マグネットでくっ付かない=業者はステンレスとして買取できる
100円ショップなどで表記されているステンレスの食器類はマグネットでくっ付く品物がほとんどです。
ジョブジンですと鉄(正確にはクローム鉄)での買取になります。
ではステンレスは錆びないのか？
ステンレスを直訳すると錆びないになりますが、全く錆びない訳ではありません。
ステンレスは強い酸やアルカリにさらされたりすると錆びついてしまいます。
更に錆びついてしまっている鉄などに長時間ステンレスが接触していると錆びついてしまいます。
