金属のプチ知識 ニッケルとは?? 70秒解説

2023.06.05

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元素記号はNi

英語表記で「nickel」

ニッケルとは

ニッケルは、光沢のある銀白色の金属であり、レアメタルの一種です。この金属は、大気中や海水などの広範な環境下で安定した耐食性を持ち、腐食を避ける必要のある調理器具や化学工場などで広く使用されています。


ニッケルの特徴

ニッケルは他の金属と比較していくつかの優れた特性を持っています。それらの特性には耐食性、強度、および延性が含まれます。特に耐食性に関しては、中性環境や海水のような厳しい条件下でも安定した性質を示します。さらに、ニッケルは高い融点(1455℃)を持ち、強磁性体(磁石に反応する)であるという特徴もあります。

 


ニッケルの用途

ニッケルは、単体で使用するよりもクロムなどの他の金属と組み合わせて合金として広く使用されています。特にステンレス鋼や耐熱鋼の製造において重要な素材となっています。また、身近な日常品では、フライパンなどの調理器具や100円硬貨などにもニッケルが含まれています。さらに、ニッケルは合金として使用されるだけでなく、金属表面の保護や防錆のためのメッキ素材としても広く活用されています。

 

ニッケル合金が使われている主な製品

・硬貨

・電熱線

・航空機

・電子部品

・時計部品

・フライパン・調理器具

ニッケルはその特性から多岐にわたる活躍をします。


まとめ

ニッケルは、優れた特徴を多く持つ金属です。中でも腐食性や耐熱性が特に注目されており様々な金属に掛け合わされています。ニッケルを50%以上含むニッケルが主に含まれた合金をニッケル合金と呼びます。ニッケル合金だけでなくニッケルを少量含んだ金属はとても一般的で皆様の周りにもニッケルは存在しています。

 

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