この記事では金属スクラップとして購入してもらえる砲金と呼ばれる金属についてご紹介させていただきます。
砲金とは??
砲金とは銅Cuと錫Sn(すず)の合金を指します。
一般的に90%前後が銅Cuで10%前後が錫(すず)で出来ている合金が砲金として呼ばれます。
元々その特性から大砲の砲身を作る際に用いられ、そういった歴史的背景から「砲金」と呼ばれています。海外ではガンメタルと呼ばれる事もあります。
日本では青銅とも呼ばれる事もあり、錆びが発生した場合は緑色の錆が発生します。
砲金の特徴
靭性が優れている耐摩耗性が優れている
鋳造性が優れている
耐腐食性が優れている
対海水性が高い
軸受特性が高い
砲金は銅が多く含まれる為、他の銅を含む合金よりも比較的高額です。ですが、逆にスクラップとして買い取りをしてもらう時も比較的高額で取引されます。
砲金の用途
一般の方だとあまり聞きなじみが無いように思われる砲金ですが、実は皆さんにも身近な10円玉に使用されており、他にも優秀な特性、特に高い腐食耐性から様々用途で使用されています。バルブ、メーター、蛇口やボルト、化学工業用品、軸受、歯車、一般機器、電動機部品などに使用されています。