造鉄骨鉄筋コンクリート造の解体について(RC・SRC解体)120秒解説

2023.05.24

ブログ | 解体の知識

今回は鉄筋コンクリート造の特徴や鉄筋コンクリート造の解体(RC解体)についてご紹介させていただきます。

鉄筋コンクリート造(RC)とは

鉄筋コンクリート造はRC造とも呼ばれRCとは「Reinforced Concrete」の略で、日本語では「鉄筋コンクリート」と呼ばれます。鉄筋を用いて柱などの骨組みを組み立て、その周囲に型枠を設置し、内部にコンクリートを流し込んで建物を構築する方法です。一般には主にビルや大規模な建築物の構築に使用されていますが、近年ではその優れた性能やデザインの自由度から、戸建て住宅でも採用されることが増えています

鉄筋鉄骨コンクリート造(SRC)とは

鉄筋とコンクリートを使用した建築方法には鉄筋鉄骨コンクリート造というものもあります。鉄筋鉄骨コンクリート造はSRC造とも呼ばれSRCとは「Steel Reinforced Concrete」の略称であり、鉄骨鉄筋コンクリート造を指します。この構造方式は鉄骨(S)と鉄筋コンクリート(RC)を組み合わせることによって形成されます。頑丈なH形鋼などの鉄骨柱の周囲に鉄筋を配置し、それにコンクリートを注入して構造物を構築するため、RC造に比べてより細い柱や梁で強度の高い建築物を実現することができます。高層ビルやタワーマンションなど、大規模な建物に用いられています。

 


鉄筋コンクリート造のメリット

鉄筋コンクリートのメリットは、強度が高く耐震性に優れ、安定した構造を持つことです。また、コンクリートの耐火性や遮音性も備えており、快適で安全な居住空間を提供することができます。鉄筋コンクリートは建築の多様なニーズに対応できる柔軟性も持ち合わせており、デザイン面でも多くの可能性を秘めています。

 

鉄筋鉄骨コンクリート造のメリット

鉄筋鉄骨コンクリート造は、あらゆる構造の中でも最も優れた耐震性能と耐火性能を誇る構造方式です。鉄骨を鉄筋コンクリート造に組み合わせることで、強度を向上させ、鉄骨の軸組み構造によって揺れを分散し、地震による変形にも耐えることができます。

また、火災にも強く、建物の安全性を高めることができます。さらに、SRC造の設計上の利点としては、高い強度を持つため、柱と柱の間隔をさらに広く取ることができ、少ない本数の柱で大きな空間を実現することができます。

 


鉄筋コンクリート造と鉄筋鉄骨コンクリート造の解体費用

鉄筋コンクリート造の解体は一坪当たり3万円から6万円と他の建築方法よりも比較的高かめの相場になります。また鉄筋鉄骨コンクリート造の場合、4万円から9万円と相場が上がります。

 


まとめ

現代に日本では、木造建築の住宅が多く非木造の建築(鉄筋コンクリート造や鉄筋鉄骨コンクリート造など)は比較的少ない状況ですが、ビルや階層が高いマンションなどは鉄筋コンクリート造や鉄筋鉄骨コンクリート造で建築されています。 鉄筋コンクリート造や鉄筋鉄骨コンクリート造は耐久性が高い為、解体する事も他の建築方法と比べると難しく工期も長くなってしまい、必然的に解体工事の費用も高くなります。

 

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