金属には高価な金属として有名な「金」と間違えやすい金属タングステンがあります。
タングステンは金に比べると安価な物で金と間違えて購入してしまうと損をしてしまう事になります。ではなぜ金とタングステンは間違えやすいのでしょうか??今回はタングステンについてご紹介させていただきます。
タングステンとは??
タングステンは金とは異なり非常に硬い金属です。しかし、金とほとんど変わらない比重をしています。タングステンの用途としては兵器やドリルの先端などタングステン特有の硬さを活かせるものに利用されています。
なぜ金とタングステンは間違えやすいの??
比重で見分ける事が出来ない
前述のとおり金とタングステンは比重がほとんど変わらず重さで見分ける事ができません。金は鉄よりも重いという知識だけ持っているとタングステンの重さと変わらない為、金だと間違えやすいのです。
比重の比較
金の比重19.32
タングステン比重19.3
見た目で見分ける事が困難
タングステンの周りに金のメッキを施す又は、金に近い色合のメッキを施す事が可能なので見た目で金とタングステンを見分ける事は、困難となります。
磁石に反応しない
金とタングステンは基本的に磁石に反応せずくっつく事はありません。(*例外的な物も存在する)
金とタングステンを見分ける方法
金とタングステンを見分ける事は、非常に難しいです。ですが幾つか見分ける方法もあります。今回は見分ける方法をご紹介させていただきます。
硬さを確認する
金はタングステンと比べて非常に柔らかい金属です。そのためペンチなどの先をあてて金属の柔らかさを試すと見分ける事が可能です。しかし、本当の金だった場合傷つける事になる為、注意が必要でお勧めする事は出来ません。
特別な分析機を使い見分ける
金属の成分を分析する事が出来る分析機を使用して確認すると簡単に見分ける事が可能です。しかし成分を分析できる分析機は非常に高価な物になりますので簡単に購入できるものではありません。
買取店に持ち込む
素人目に判断が難しいので、貴金属買取店に査定してもらうのが一番簡単な確認方法です。
まとめ
金とタングステンは見分ける事が難しく、騙して売ろうとしている悪徳な者もいます。金を購入される際又は、金を販売する際は信用のあるお店や成分分析機を所有しているお店や企業に行くことをお勧めします。