刻印はあくまでも目安??貴金属の刻印について 90秒解説

2023.06.01

ブログ | 金属の知識

刻印には、様々な種類があります。貴金属の種類や品位(純度)を示す刻印があります。例えば、金の場合は”K”(カラット)または”金”の文字で表され、品位によって10K、14K、18K、24Kなどが刻まれます。同様に、銀やプラチナの品位も刻印されることがあります。

刻印は品物の価値を見分ける事が出来る重要な情報源となりえますが、偽物に偽の刻印を打つことも可能な為、刻印はあくまでも目安と捉える事が重要です。日本では造幣局の貴金属製品 品位証明規則が定められ、国の検定が導入されています。しかし、日本の検定制度は任意であるため、品位表示のみの製品も多く流通しています。

 

刻印の種類

貴金属ジュエリーの品位を示す刻印は、一般的に千分率(例: 750)で表されます。千分率は、金属の品位を1,000分の数で表し、例えば750の刻印は金の品位が75%であることを示します。この千分率表示は、国際的な標準として広く受け入れられており、多くの国で使用されています。しかし、昔からの慣習で金(Au)の品位を24分率のカラット(Karat)で表示することが一般的です。皆さんも目にしたことや聞いたことがあるK24やK18などの刻印が使用されます。

 

一般的な各貴金属の刻印表

刻印               純度

K24 or 1000                24金(金100% = 純金)

K20 or 835                   20金(金83.5%)

K18 or 750 or Au750           18金(金75.0%)

K14 or 585                 14金(金58.5%)

 


プラチナ

Pt1000            プラチナ100%

Pt950              プラチナ95%

Pt900 or pm900          プラチナ90%

Pt850 or Pt                 プラチナ85%

 


SV1000                シルバー100%

SV950                  シルバー95.0%

SV925                  シルバー92.5%

 


まとめ

刻印は品物の価値を知る為の情報源として重宝されますが、偽物に刻印を打つ事により価値のある物として偽装される事もあり要注意が必要です。あくまでも目安として刻印を捉える事をお勧めします。

 

関連記事

スチール缶とアルミ缶の違いとは?①

お取り扱い店舗