ベランダとバルコニーの解体について 140秒解説

2023.05.17

ブログ | 解体の知識

建物の老朽化やデザイン変更などの理由で、ベランダの撤去を検討されるお客様もいらっしゃいます。

ベランダの撤去を検討する際に知っておきたい、メリットデメリット・工事費用の相場をご紹介させていただきます。


ベランダとバルコニーの違い

バルコニーとベランダは混同されることがありますが、決定的な違いの一つは屋根の有無と設置する階層です。さらに、ベランダに関しては階数の定義は存在しません。バルコニーは通常、2階以上に設置されるのに対し、ベランダは屋根があれば1階でもベランダと呼ばれます。さらにバルコニーには屋根がなく、ベランダには屋根や庇が付いています。両者は建物からせり出した室外スペースであるという共通点がありますが、屋根の有無が最も大きな相違点と言えます。日本の伝統的な家屋にある縁側も、ベランダの一種と言えます。このような点からベランダとバルコニーの解体費用は違います。


ベランダ・バルコニーの解体費用相場

前述にあるようにバルコニーとベランダでは屋根の有無などで構造が違う為、解体工事の費用がかわります。ベランダとバルコニーを撤去する際の解体費用相場は以下になります。


ベランダの解体費用相場 

広さにもよりますが大体30~60万円の費用が相場でかかります。ベランダの解体費用が変わる要因としては、「ベランダ自体の設置階数」、「面積」、「材質」などがあげられます。


バルコニーの解体費用

大体15万円~50万円の費用が相場でかかります。バルコニーの解体費用も「面積」や「材質」によって上下します。ベランダとバルコニーの解体費用を比べると比較的にバルコニーの解体費用の方が安くなる傾向があります。


撤去することで生じるメリット・デメリット

メリット


増築が可能になる

条件によっては、ベランダ・バルコニーを解体することでその跡地に部屋の増築が可能になる場合があります。このような有効活用の観点からも、ベランダの解体はメリットの一つと言えます。


メンテナンスの手間が省ける

ベランダ・バルコニーは落ち葉やゴミ、虫の死骸などがたまりやすく、頻繁な掃除が必要な場所です。さらに、雨や風などの影響を受けるため、雨漏りやひび割れのリスクも存在し、定期的なメンテナンスが必要です。ベランダ・バルコニーの手入れやメンテナンスは重要ですが、その手間が面倒だと感じるほどであれば、解体することをおすすめします。特に老朽化による崩落などのリスクが懸念される場合は、解体が最善の選択となるでしょう。


外観を変えられる

ベランダが調和したオシャレな建物も存在しますが、一方でベランダの存在によって外観のでこぼこが目立つ建物もあります。このような場合、ベランダを取り払うことによって外壁がすっきりとし、より素敵な外観になるというメリットがあります。


デメリット

解体費用が大きい

家屋の解体などと比べると安く思われる方もいらっしゃると思いますが、約30万円~60万円の解体費用を想定しなければいけませんので、まとまったお金が必要になるデメリットがあります。


室外機がおけなくなる

エアコンの室外機などをベランダやバルコニーに設置している場合、室外機を設置する場所を考慮する必要があります。さらにベランダやバルコニーなどで洗濯物を乾燥させていた場合は、部屋干しに変更するなどの新しい乾燥場所を作る必要があります。


まとめ

ベランダやバルコニーの解体撤去をお考えのお客さまはメリットデメリットだけではなく解体費用の相場も確認し検討する事をお勧めします。

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