解体見積に有効期限はあるの??
初めての解体工事を行う際に解体見積を受け取ったが、「慎重に検討したい」「費用の問題」「仕事の都合」など様々理由で解体依頼をすぐに行えない事も、その際に気になるのが解体見積の有効期限です。この記事では解体見積書の有効期限についてご紹介させていただきます。
一般的な有効期限
解体見積の有効期限は一般的に1カ月から6カ月です。あくまでも一般的な期限なので必ず6カ月まで有効という訳ではありません。
解体見積を受け取った際にすぐに解体依頼を行わない場合は、見積を受け取った各業者に有効期限を聞いておく事をオススメします。
解体見積に有効期限が有る理由
解体見積に有効期限がある理由は、けして施主様を焦らせる為に存在するのでは無く解体工事にかかる業者側の費用に大きく関係しています。解体工事ににかかる業者側の費用が年々増加傾向にある為、見積を出してから時間がたってしまうと同じ費用で解体工事が行えなくなってしまいます。
解体業者にかかる大きな費用要因は大きく分けて三つ、「廃棄物の処理費用」「燃料費」「人権費」です。
・廃棄物の処理費用
現在、廃棄物処理費用が廃棄物の最終処分場不足により値上がりしています。
・燃料費
解体工事では重機や廃棄物を運搬する為のトラックを使用する為コストとして当然、燃料費が大きく関わってきます。
・人件費
建設業界では、日雇いの作業員も多く業界の日雇い作業員の需要に応じて人件費が変動します。
有効期限が切れるとどうなるの?
見積書の期限が切れてしまった場合、直ちにキャンセルという事にはなりません。ただし有効期限が切れてしまった見積費用で解体工事を行ってもらえるかは、業者と相談する必要があります。多くの場合、再見積もりを行う事になると思われます。その際に業者にかかる費用が増加していた場合は、解体見積金額も値上がりする事も考えられます。