各業者によって解体見積費用が違う理由 100秒解説

2023.05.05

ブログ | 解体の知識

解体見積を行う際に相見積をすると各解体業者で見積の費用が違うことがあります、では何故解体見積費用が各解体業者で違うのでしょう??

見積の費用が違う要因の大きな二つご紹介させていただきます。

  • 原価の違い

  • 施工会社が別にある場合


  • 原価の違い

 

解体見積費用が違う要因として大きく関わってくるのが原価の違いです。

原価とは、解体業者が解体工事を行う際に必要なお金です。この原価は解体業者によって違います。

 

・重機費用

解体物件の構造・環境によって使える重機が変わったり、効率よく作業を行える重機が変わります。解体会社が解体物件に適した重機を所有していない場合、リース費用などがかかり原価が高くなってしまいます。

 

・人件費

解体工事を行う際に必ず必要となる人件費も解体見積費用を変える大きな要因の一つです。

人件費は{解体工期×解体人数×一人あたりの日給}の計算式で算出できます。

解体工期や解体人数を工夫や重機導入により削減している会社は原価を下げる事ができ見積費用が安くなります。

 

・廃棄物処理費用

廃棄物の処分費用は解体業者によってちがいます。解体業者が廃棄物を持ち込む中間処理場の受け入れ価格によって処分費用原価が異なります。

 


②施工会社が別にある場合

解体を請け負った会社が工事施工を他の下請けなどの会社に回して、下請け会社が工事施工を行う場合、見積費用にはマージンがかかっておりそのマージンが高ければ高いほど見積費用が高くなります。

解体を請け負った会社が解体工事施工を行う場合でも、専門的な工事施工があった場合、その部分の施工工事を他の会社に外注する事もあります。外に出る分費用がかかり、施主様が受け取る解体見積費用が高くなります。

古い家を解体し新居を立てる際に信頼できる会社にすべてお願いしたい考えもあると思いますが、ハウスメーカーなどに解体を頼んでしまうと中間マージンが大きくかかり解体費用が高くなってしまいます。

 

まとめ

解体見積は大体の相場は存在しますが何処の解体業者も一律同じ金額ではありません。解体原価や、解体工事を実際に請負業者が行っているかどうかで大きく金額が変わって来くる場合もありますので費用を安く抑えたいのであれば、原価の安い解体業者や実際に工事を行う業者に見積を依頼すると安い見積を受け取る事が出来ます


関連記事

解体見積書の教科書① 「仮設工事費」とは? 20秒解説

分離発注とは?  

 

お取り扱い店舗