私たちの身の周りには電気製品や台所用品など鉄でできた製品がたくさんあります。
町にも、高層ビル、高速道路、自動車、飛行機、橋など、私たちの目にふれるところに鉄は多くあります。
このように現代ではあらゆる種類の製品がその作られる過程において直接、間接的に鉄とつながりをもっています。
鉄のリサイクル
ではこちらの鉄製品が捨てられる時、どのように処理されていると思いますか?
実は、不用品となった鉄製品は、鉄スクラップとして集められ加工され、また新たに生まれ変わり鉄製品になります。
今回は鉄のリサイクルの流れについて説明します。
不要になった鉄製品の行方
家庭から排出された金属や建屋の解体から出てくる鉄は金属スクラップ工場に集まります。
金属スクラップ工場には色々な形の鉄が集まります。
金属の種類
一般家庭、事務所から出てくる金属
厚みが薄いのが特徴
鉄筋
RC造(鉄筋コンクリート構造)の建物を解体した時によく出てくる金属
H鋼
鉄骨造の家を解体した時によく出てくる金属
種類ごとに分ける
色々な場所から集まった鉄を金属スクラップ業者が厚みや、成分、形状によって選別して鉄を溶かす電炉メーカー時や高炉メーカーに出荷する。
電炉メーカーに運ばれた後
金属スクラップ業者達は集めた鉄を電炉メーカーに運搬する。
電炉メーカーは大きな釜に入れて鉄スクラップを溶かす。
溶かした鉄を薄く延ばして丸めている鉄
溶けた鉄を新しい鉄にする際、加工し易いように用途に合わせ、薄く延ばしたり細くしたりする。
加工し易い状態になった鉄はその後、各メーカーへ出荷される。
家電メーカーの場合
家電メーカーで更に鉄が加工され新しい鉄製品として生まれ変わる。
この様に鉄はリサイクルの観点からもとても優秀な製品材料です。
今後も我々が生活する上で欠かせない存在です。