ブロック塀の解体について    100秒解説

2023.05.13

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ブロック塀の解体費用

ブロック塀を解体撤去する為の費用は一般的に5000円~10000円/㎡ほどかかります。

ブロック塀の大きさに応じて人件費と廃材処分費が上下する傾向があります。一方、運送費は工事の規模にかかわらず必要となるため、解体工事が小規模であっても、費用には運送費として約5万円程度の見積もりを考慮しておくことが適切です。


ブロック塀の解体撤去への補助金

ブロック塀の解体には費用がかかるため、危険な状態で放置してしまっていることがあります。しかし、このような放置状態では地震が発生した際に事故が起こる可能性が非常に高いです。そのため、一部の自治体では危険なブロック塀の解体を促すために、解体費用の補助金を提供しています。ただし、補助金を受けるためには、解体工事を行う前に申請する必要があります。補助金の適用条件は自治体によって異なりますが、一般的には5万円から25万円程度の補助金が支給されます。解体工事が完了してからの申請では補助金は受けられませんので、事前に確認することが重要です。ブロック塀の解体を検討している場合は、まず自分が住む地域の役場に問い合わいただく事をお勧めします。


危険なブロック塀

塀が高すぎる

ブロック塀は高さに制限があり、一般的には最大で2.2メートルまでとされています。しかし、違法な建築によってこの制限を超える高さの塀が存在しています。理想的なブロック塀の高さは1.2メートル以下です。高すぎる塀は揺れにより倒れやすくなるため、地面から2.2メートルを超えるものや、1.2メートル以上で控壁が存在しないものは、解体するか補強して安全な状態にする必要があります。


傾いてしまっているブロック塀

明らかに傾いているブロック塀は、いつ倒壊してもおかしくありません。その傾きの原因としては、ブロック内の鉄筋が強度不足である可能性が考えられます。基礎が傾いている状態では、一時的に補強しても地震や衝撃などに耐えることができない恐れがあります。そのため、安全のためには傾いたブロック塀を速やかに解体・修復することが重要です。


ヒビが入っている

ブロック塀は年月が経過すると風化が進み、亀裂が生じることがあります。これにより雨水が侵入し、内部の鉄筋が錆びて強度が低下する可能性があります。

 


耐用年数が過ぎている

一般的にその耐用年数は約30年程度です。見た目には問題がなくても、ブロック塀内部に使用されている鉄筋は約15年から20年で寿命が訪れ、錆び始めて徐々に強度を失ってしまいます。


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