解体に際しての仏壇について  110秒解説

2023.05.29

ブログ | 解体の知識

解体工事をする際に「家の中にある仏壇をどうすれば良いのか分からない」「処分してよいのか」「処分をするならどのようにすれば?」といったお悩みをお持ちのお客様もいらっしゃると思います。今回は解体に際した仏壇に関する内容をご紹介させていただきます。


処分するのか継続するのかを決める

継続して仏壇を引っ越し先、または建て替えた新居に置くか否かにより取り扱いが異なります。どちらの場合でも仏壇の取り扱いは、宗教またはお寺により異なる場合が多いので、まずいつもお世話になっているお寺のご住職に相談する事をお勧めします。

 


継続して使用する場合

継続して置く場合は丁寧に運び出しを行い移動させ、そのまま置いていただく事が一般的で、お祓いなどをしてから移動するケースはあまり多くありません。

 


処分する場合

処分する場合は、「供養」または「お祓い」を行うかの確認が必要となり、継続して使用するよりも少しデリケートな扱いになります。

前述のとおり宗教により取り扱いが異なり、「供養」や「お祓い」といった儀式を行う必要があるのか無いのかが異なります。また、同じ宗教でもお寺によって解釈も変わりますので、確認を行う際はいつもお世話になっているお寺のご住職に確認する事をお勧めします。

 


儀式が終わったもしくは、必要が無い仏壇

儀式が終わった仏壇、儀式が必要無い仏壇に関しては処分を行います。

処分方法

粗大ゴミとして処分する

儀式が終わった、必要ない仏壇に関しては廃棄物として処分する事が可能です。

廃棄物として施主さまが処分する場合は一般的な仏壇ですと、一般廃棄物の粗大ゴミとして処分されます。費用は各地域の処分費用により変わります。

 

解体業者に依頼して処分する

ご自身で処分が出来ない場合は解体業者にお願いして他の家具などと一緒に処分する事も可能です。業者に依頼すると処分費用が高くなってしまう場合もあります。

解体業者に依頼する場合でも業者の判断による為、相場費用などはありませんが廃棄物として他の家具などと一緒に依頼して処分してもらう場合は産業廃棄物扱いになるケースが多く一立米(1㎥)あたり3000円から5万円の費用がかかる場合もあります。

 

お寺に引き取ってもらう

一部のお寺は「供養」、「お祓い」の後に引き取りを依頼すると引き取ってくれる場合もあります。引き取りに関しても費用はかかります。お布施という形で費用をお支払いする事が一般的です。相場費用としましては、1万円~5万円程です。いくら包んでいいのか分からない場合はご住職、親戚やご近所の方に聞く事も一つの手です。


まとめ

お仏壇の処分方法は法律などで厳密に定められている訳ではありませんが、宗教に関わるデリケートな物です。儀式などは必要ないと決めつけず一度お世話になっているお寺のご住職もしくは、詳しい方に相談する事をおすすめします。

 

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