解体の見積を依頼した際に解体見積内に項目として記載されている「諸経費」でも解体工事における「諸経費」とは、どのような物なのか分からない方も多いと思います。今回は解体工事における「諸経費」についてご紹介させていただきます。
諸経費とは?
一般的に諸経費とは、工事を行う際に必要な費用という意味ですが、解体工事見積の諸経費は、様々な細々とした費用をまとめてある事が大半です。業者によっては見積内で諸経費の項目を記載していない業者もありますがほとんどの解体業者では見積内に諸経費の記載があります。
諸経費の内訳
諸経費の内訳内容に関しては記載方法に明確なルールがある訳ではない為、各解体業者毎に内訳内容が異なります。
一般的に諸経費として記載される費用
書類作成費
解体工事に必要な書類の作成にかかる経費(申請に必要な金額、手間賃など)
近隣挨拶費用
解体工事を行う前に近隣様へ伺い解体工事をする事を伝え挨拶を行います。そういった近隣様への挨拶を行う為の費用(人件費、粗品代)
現場管理費用
現場を監督する費用(工事の安全管理費、進行を管理する為の費用)
機械損料
解体工事を行う為に使う重機や機械、車両などの費用(重機のリース費など)
予備費用
解体工事中におこってしまう可能性があるトラブルに対応する為の費用
借地費用
解体工事現場付近に業者が使う車両などを止めておける場所が無かった場合にかかる費用(駐車代など)
その他
消耗品や保険料などその他細々とした費用
諸経費相場は一割程度
諸経費に関して、具体的な内訳が詳細に記載されていない場合や金額が相場よりも高い場合、施主様が不安を感じることは理解できます。一般的に、諸経費は工事費用の1割程度を目安とされています。しかし、この割合はあくまで一般的な指標であり、実際の工事内容や条件によって異なる場合もあります。諸経費が相場よりも高い場合、その内訳について業者に詳細を尋ねることをお勧めします。具体的な諸経費の内容や金額を明確にすることで、見積もりの妥当性や工事費用の構成を把握することができます。業者に対して諸経費の内訳や金額について質問し、理由や根拠を説明してもらうようにしましょう。その上で、他の業者との比較や相談を行うことで、適正な諸経費の金額や内容を判断することができます。
気になる事は確認
「諸経費」の費用が相場の一割を超えていて明らかに高く感じたり、諸経費以外でも、見積内に疑問を感じた場合は、迷わず解体業者の担当者に確認を行いましょう、解体工事は人生で何度も経験する事ではありませので、分からなくて当然です。分からないままにして契約してしまった場合、後にトラブルが発生してしまいやすいです。見積段階から疑問や納得のいかない部分に関しては解体工事業者の担当者と話し合う事をお勧めします。