プレハブの解体はどうすれば良い?   130秒解説

2023.05.16

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まずプレハブとは??

プレハブとは、建築工法の一つで、プレファブリケーション(prefabrication)を略した言葉です。この方法では、建築に必要な部材を工場であらかじめ製造し、現場ではその部材を組み立てるだけで建物を完成させることができます。そのため、他の建築方法に比べて短期間で建物を完成させることができます。プレハブ工法で作られた建物や住宅も一般的にはプレハブと呼ばれますが、正確には「プレファブリケイテッドハウス(prefabricated house)」と呼ばれます。プレハブ工法は、一時的な利用を目的とした建物や施設の解体後に再利用されることが多いため、建設現場の事務所や仮店舗などでよく使用されます。しかし、最近では住宅としても長期的に使用されるプレハブ住宅が存在します。

以上のように、プレハブは短期間で建物を完成させるための建築工法であり、一時的な利用や解体後の再利用が主な特徴とされています。

 


材質の種類

プレハブの種類は大きく分けると4つに分類する事ができます。


鋼材系

鉄鋼系のプレハブは、鋼材を使用した構造物であり、一般的な建物と同等の耐久性を備えています。初めに工場内で鋼材を溶接し、現場ではボルトで固定するだけで組み立てが行われるため、工期が短いことが特徴です。

 


ユニット系

ユニット系プレハブは、鉄骨や木製の柱を使用して箱型のフレームを作り、セラミック系の板で壁を構成する方法です。フレームの素材には、木質ユニットや鉄骨ユニットなどの細かな分類があります。また、配管やキッチンセットなどの設備も工場で事前に設置されるため、安定した品質が確保されます。

 


コンクリート系

コンクリート系のプレハブでは、工場でコンクリートパネルを生産し、現場で組み立てる方法が用いられます。工期は比較的長くなることがありますが、コンクリート系のプレハブは高い性能を持っています。特に耐久性や耐火性に優れており、他の建築手法よりも長い耐用年数が特徴とされています。

 


木材系

木質系のプレハブでは、柱、梁、壁など建物の主要な構造部分が木材や木質系パネルで構築されています。木質系のプレハブは地震や台風などの災害時において、力を建物の面全体に分散させる一体構造が主流となっており、歪みや狂いが発生しにくい特徴を持っています。これにより、耐震性や風圧に対する安定性が高まります。

 


プレハブ解体費用

プレハブに使われている建材によって解体費用相場は変わります。

木材系        2万円~4万円/坪

鋼材系        3万円~5万円/坪

鋼材+コンクリート系 3万円~6万円/坪

あくまでの目安の相場費用ですので各業者の判断によって費用は上下します。

またプレハブの解体費用相場は一般的な家屋の解体費用相場と比べる比較的に安くなります。


プレハブの解体は自力でも可能ですが業者に依頼がお勧めです。

プレハブの解体は、自分で行うことも可能ですが意外と労力が必要であることに注意が必要です。建物の解体だけでも手間がかかるばかりでなく、事前の調査や廃材処理などを考慮すると、業者に依頼する方が合理的な選択となります。解体対象が大型のプレハブである場合は、業者に頼むことをおすすめします。建物の解体は容易ではないため注意が必要です。不安を感じた場合は、業者に依頼することを検討しましょう。

 


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